企業ブース、イベントブースのデザイン

大阪でインテリアの祭典といえば、LIVING&DESIGN

先月、今年も開催されました

今年も企業ブースのディレクションデザインをさせて戴きました

今年は関西では老舗の木材企業である伊丹木材さんのパーケットフロア商品のPRとして、LIVING&DESIGNで新作お披露目するというもの

元々、店舗デザイン事務所でお仕事をしていたので、ショップインショップやブースデザインのセオリー等ノウハウは身についていて、楽しくお仕事させて戴きました

少しですが、そんなブースデザインの私なりのデザインレシピとして紹介してみます

何かお役に立つ事柄があれば。

これは完成予想の正面パースですが、溜まり場と入る空間としての間、目立つサインがどこにあるかがポイントになります

これは、動線として、ブース向かって左からお客さんが来た時の目線の先に何が見えて、ブースに入り易いかどうか。

ただ、見た目良くデザインするだけでは、ブースデザインやショップインショップのデザインは出来ません

配置図兼、客動線図です

お客さんはどこから現れ、視線はどこに向かうのでしょうか?

お客様になった気持ちで、動線図を作ってみると見えてきます

   ↓ 側面図面2つは、私のブースデザインレシピです。店舗デザインは、セオリーとして、デザインする仕組みがあります


先程と逆、ブース向かって右側からのお客様の動線と目線の先に何を持ってくるか?

今回、「絵を目立たせたい」という伊丹木材の会長たっての希望もあり、そこに目立つ額装を持ってきました。その壁面に、今回の新作として、2017年トレンドでもあった幾何学模様の、パーケットの素材を使用するという、デザインクロスならぬ、デザイン壁を制作し、お客様の目線を奪った先に商品を魅せるというレシピにしました。

少し目線を下げたところに、サンプル置場を持ってきて、脚を止め、触れられる場所を設けます

そうすることで、人の溜まり場を自然に作る事が可能になります

左側から来たお客様からは、ブースのは入り口になる空間の間があり、その先には、「人が群がっているブースに見える」という仕組み。

ディレクションを担当させて貰った企業の伊丹さんの「特徴・お客様に知ってほしい事」は、何なのかという事に重点を置いて設計しているので、

今回、「スタイリッシュでおしゃれな感じ。」というブースではありませんが、

実際、向い側や隣接するブースには、人だかりは無く、このブースのみ人が群がりが絶えませんでした。この為に準備した新作用パンフレットは、3日間のうち、1日目午前中でほぼ無くなるという状態になりました

そのあとも、人だかりは止まず、大盛況に終わりました

商品のPRの為に、私のやり方になりますが、ディレクション段階で、企業様のスタッフさん一人一人の思いを確かめるアンケートを取り、発想としてのアイデアから、イデアとしてよみがえらせるconceptのお話合いや打合せを繰り返し、皆さんで作り上げた結果でもあります

それが一つとなり、大成功で終わりました

実際、新聞各紙が取り上げて下さっていたそうです

お役に立ててホントに良かったです

今後の伊丹さんのご発展も楽しみでなりません



↓前日のブース設置風景です

これからブースを考える方に、少しは参考になる事が書けてますか?

参考になれば。。